一馬力工廠

プラモデル製作と考証・キット雑感

1/35 アラン 2号戦車J型 1943 クルスク Alan Panzerkampfwagen II Ausf J 1943 kursk

2号戦車J型

ヤフオク!にて販売中
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f1074489453

 

何故か最近新品の販売をチラホラ見かけたアランの2号戦車J型

発売は2003年なのでアラン社が生産再開したのかな?

 

このキットを手に入れるまで1号戦車F型と2号戦車J型は同じ車体だと

思い込んでました。

サスペンション以外の足回りは一緒だしね!

 

当然足回りは1号戦車F型と同じパーツが入っています

年数が新しい分だけ2号戦車J型のパーツはよりシャープに出来ているので

そんなに不便はしないと思います

車載装備品は例によってストックパーツに変更したり、しなかったり

MG34は1号戦車F型と同じパーツがセットされているので使える代物じゃないので

これまたストックパーツ

20mm砲はJ型に装備されているタイプのマズルブレーキの物が見つけられず

開口してスリットを入れて何とか雰囲気だけでも近づけてます

 

実車写真を見ると車載装備品の位置が微妙に違うのですが

これが時期によるのか部隊によるのかは不明。

ちびタイガーの趣をみせる軽戦車

ハッチは全て一応内側も再現されているのでフィギュアを乗せて

賑やかにするのもいいかもしれません

写真を撮るのは忘れたけど...

左側面の「Margret」は戦車の愛称か乗員の恋人か奥さんの名前だろうか?

調べようもありませんが、なんとなく気に入っている部分

 

塗装とマーキングは1943年クルスクにおける第12装甲師団

このJ型といい1号戦車F型といい第12装甲師団は変わり種が2種類も

やって来るなんて試験運用が好きだったのか(笑)

そんでもってこの2車種がもたらした貴重な戦訓と言えばこの時期に

機関銃程度の戦車開発は全くの無意味である事を改めて

思い知らしめただけで特段好評は伝わってきません

開発途中でも十分わかりそうなもんですが・・・

戦車本体より喜びが勝りそうなオマケ

そしてこのキットのもう一つの魅力であるコレ!

ゼンマイ蓄音機!

なんでこれ?って気がしないでもないですが、なかなかどうして魅力的

レコードの溝もモールドされた上にデカールまで付属する妙に気合いの入ったオマケ

蓋の留め金を作ってほんのりディテールアップ

 

 

後期ドイツ戦車らしい武骨なスタイルとドイツ流人的・物的資源の無駄遣いを

まじまじと眺めて楽しむには持って来いのキットでした

なによりもメーカーのささやかな気遣いが後味スッキリな製品でした!